
ロシアときいてまず何を思いうかべますか。ボルシチ、ビーフストロガノフ,ペリメニそしてイクラやキャビア。といった食の分野でしょうか?おなじみ木製のマトリヨーシカも多くの日本人にも知られていまね。そうそう、トルストイ、チェーホフ、ドストエフスキーらに代表されるロシア文学の世界も和訳され数多くの人によまれ、ロシア民謡とともに身近な存在なのではないでしょうか。
科学技術、宇宙開発、芸術。文学そしてスポーツの分野でもロシアは世界屈指であることも多くのの日本人にも知られています。
さらに「西は夕焼け、東は朝焼け」の言葉が物語る、そのあまりに広大な国土と、そこに眠る無尽蔵な地下資源や森林資源は他国をよせつけません。
この巨大なロシアと日本海、オホーツク海、宗谷海峡をへて隣接するのが私たち日本です。
「今年も北のシベリアから白鳥が渡ってきたよ」と日本人が語らえば、彼らロシア人も暖かい季節を感じるころ「今年も日本から白鳥が渡ってきたね」と空を見上げるそうです。美しい白鳥が強く日本とロシアを結び付けてくれています!

最も近い隣国ロシアは、同時に最も身近なヨーロッパでもあります。北海道からほど近いウラジオストク、ハバロフスクそしてユジノサハリンスクの街を散策してみましょう。
石畳の坂道が、豊かなトーポリのメインストリートから下っていきます。帝政ロシアの時代から静かにたたずむクラシカルで重厚な建物群とソビエト時代の当時としてはモダンだった、アパート群が混在し、遠景にはロシア正教の教会のシルエットが浮かびあがります。そこを行きかう人々はロシア人やウクライナ人に代表されるスラブの人々が大半を占めています。

21世紀のロシアはモダンでありながら、農村共同社会の公平主義やロシア正教的な伝統と「様々なものごとを運にまかせ、神秘的な力を信じる気質」が時としてみえかくれする、またユーモアのセンスにたけ、家族と、友達をとても大切にする人々の世界です。
こんなロシアの人々を知るうえで最適なツールこそロシア語です。「悲しみは、海ではないから飲み干せる」「仕事は熊ではないから森に逃げたりしない」「舌の上でははちみつ、心の中は氷」「キノコ入りのピローグを食べても(いただいても)べらべらしゃべるな」(ロシアの諺より)
Dobro pozalovati !ロシア語の世界へ!
この講座ではロシアだけにとどまらず、旧ユーゴースラビアでの留学、生活体験の様々なエピソードもふんだんに交えた、庶民生活全般の比較文化も十分楽しめる場にしたいと思います。
藤沢哲也先生 経歴
ベオグラード大学理数学部地理学科修士課程修了
ユーゴースラビア連邦経済会議所 関連通訳(セルビア共和国ベオグラード)
学校法人佐野学園(神田外語大学、神田外語学院)企画室勤務
語学研修センター「ブリティッシュヒルズ」(福島県白河市)プロジェクトチームメンバー
NHK情報ネットワーク、バイリンガルセンター映像翻訳
専門学院 東日本サッカーアカデミー専属通訳、講義、トレーニング(群馬県草津町)
Jリーグチーム専属通訳
水戸ホーリーホック バービッチ 監督通訳
清水エスパルス ゼムノビッチ監督,バービッチトレーナー通訳
ツビタノビッチ選手、ぺエツェリュ選手通訳
ジュビロ磐田 ジフコビッチ選手通訳
ヴァンフォーレ甲府 ラドンチッチ選手通訳